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本を読むということ [本]


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         美智子皇后の講演を記録した「橋をかける」

   やさしく わかりやすい言葉で綴られていて

   深い思索と多くの示唆に富んだ本だと思います。


    *     *     *     *     *     *     *     *     *     *    

 

  「生まれて以来、人は自分と周囲との間に 、

   ひとつひとつ橋をかけ、人とも、物ともつながりを深め

   それを自分の世界として生きています。

   この橋がかからなかったり、かけても橋としての機能

   を果たさなかったり、時として橋を架ける意思を失った時、

   人は孤立し、平和を失います。

   この橋は外に向かうだけでなく、うちにも向かい、

   自分と自分自身との間にも絶えずかけ続けられ、

   本当の自分を発見し、自己の確立をうながしていくように

   思います。」

    *     *     *     *     *     *     *     *     *     *    



   最近 目が悪くなって

   本を読むのが億劫になっていたんだけれど...

   すーっ と読めて

   すとん と共感[るんるん]



やさしさ [本]


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「ん」まであるく   谷川俊太郎   草思社刊



この本のなかに こんな言葉がある



〝ぼくは、やさしさに女のやさしさ、男のやさしさの別があるとは思わないな。

 あるのは、一個人があるとき示すやさしさだけだと思う。

 つまり、やさしさってものは、女性的でもなく、男性的でもなくて、

 いつも人間的なものだって考えたいんだ〟




この間 小学生が口喧嘩しているところに出くわし

男子が女子に

「女のくせに やさしくなーい!」

と言っていて

女はやさしくなければダメだ...

そう思っている子供がいることに

ちょっと驚いたし 気になった



だから 

谷川俊太郎の本を引っ張り出して

また読む気になった



あの男子は将来

「男は強くなければだめだ!」

....なんて

言われる時がくるんだろうか(*´Д`)




和菓子のアン [本]


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和菓子のアン 坂木 司著 



タイトルに惹かれて読み始めた

表紙には梅の焼き印のある お饅頭

18歳の梅本杏子がデパ地下の和菓子屋さんで働き始め

お客さんに上生菓子について聞かれることから

和菓子に興味をもって いろいろ学んでいくというストーリー



「こなし」「練りきり」など知っているようで知らないことばかりで

なかなか面白かった



特に おはぎについては 「ほーっ!」と思わず口にしてしまうほど...

おはぎは 七変化する名前を持っていて

春の 「ぼた餅」  秋の「おはぎ」 ← これは知っていた!

糯米を搗かずにつくるから 「つきしらず」

月を当てて 「月知らず」

月が見えないから 「北窓」

いつ着いたかわからないから 「夜船」

搗いている音がしないので隣にもわからないから 「隣知らず」

まぁ...なんというか

日本人は 言葉遊びが好きなんですね...



あっという間に読んだ 

私はやっぱり ケーキより和菓子のほうが断然好き(*´▽`*)


伝統芸能 [本]


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最近 続けて歌舞伎役者に関する本を3冊読んだ

「小山三ひとり語り」 中村小山三

「菊乃助の礼儀」   長谷部 浩

「菊五郎の色気」   長谷部 浩

4歳から舞台に出て、93歳になる現役歌舞伎役者最高齢の中村小山三のひとり語りは

軽妙で明るく深く 1936年に起きたニ、ニ六事件の時に買った化粧用の刷毛をいまだに

使っている...というくだりには 思わずうなってしまったし

菊五郎には「色気」と 菊之助には「礼儀」 

この二冊の本の内容と題名は 読んでみると どんぴしゃりなネーミング[ぴかぴか(新しい)]



それぞれ三人の人物像が浮き上がって 本当に面白かった

歌舞伎は奥が深くて はまりそうです




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「三人吉三巴白浪」

大川端の場 

月も朧に白魚の篝(かがり)も霞む春の空 つめてえ風もほろ酔いに 心持よく浮か浮かと、

浮かれ烏の只一羽塒(ねぐら)へ帰る川端で、竿の雫か濡れてで粟、

思ひがけなく手に入る百両

( ト 懐の財布を出し、 にったりと思ひ入れ、此時上手にて厄払ひの声して 

お厄払ひませう、厄落とし、厄落とし、と呼ばはる。)

ほんに今夜は節分か、

西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし、

豆沢山に一文の銭と違って金包み、

こいつあ春から縁起がいいわえぇ



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なんて季節感あふれる 歌舞伎の台詞...


明日は立春で満月[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]


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染織作家 [本]

 

Green's log

 

ここのところ 続けて...

重要無形文化財保持者(人間国宝)である 

志村ふくみさんの本を読んだ。

 

大正13年生まれというから 今年89歳。

科学染料が隆盛するなかで ひたすら自然染料にこだわったひと。

いろんな織物の技術がでてきても 一生平織りだけに徹してきたひと。

自然染料と平織だけで60年...。

重要無形文化財保持者の伝記はあっても

自分自身の言葉で書物を残すのは

そんなに多くはないだろうと思った。

 

 

雑誌のインタビューでは

  「 なぜ コツコツが大切かといば、材料と親しくなるからです。 」

  「  人の人生も機織りのようなものだと思います。

    いろんな人と接する、事件が起きる、何かを感じる。

    でも最後には必ず、トン、とやって一日が終わり 朝が来る。 」

 

 

この本を読んでいるうちに 着物を着たくなった。

 

七歳のお祝いには まだまだ年数はあるけれど

孫の着物を確認しようと箪笥をひらく。

そしたら 

母が縫ったもの...

叔母が染めた着物がたくさんあった[ぴかぴか(新しい)]

すっかり忘れていた。

 

これからは 演奏会やあらたまった所へのお出かけには

できるだけ着物を着よう

そう 思った

もったいないものね...。

 


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