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和菓子のアン [本]


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和菓子のアン 坂木 司著 



タイトルに惹かれて読み始めた

表紙には梅の焼き印のある お饅頭

18歳の梅本杏子がデパ地下の和菓子屋さんで働き始め

お客さんに上生菓子について聞かれることから

和菓子に興味をもって いろいろ学んでいくというストーリー



「こなし」「練りきり」など知っているようで知らないことばかりで

なかなか面白かった



特に おはぎについては 「ほーっ!」と思わず口にしてしまうほど...

おはぎは 七変化する名前を持っていて

春の 「ぼた餅」  秋の「おはぎ」 ← これは知っていた!

糯米を搗かずにつくるから 「つきしらず」

月を当てて 「月知らず」

月が見えないから 「北窓」

いつ着いたかわからないから 「夜船」

搗いている音がしないので隣にもわからないから 「隣知らず」

まぁ...なんというか

日本人は 言葉遊びが好きなんですね...



あっという間に読んだ 

私はやっぱり ケーキより和菓子のほうが断然好き(*´▽`*)


伝統芸能 [本]


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最近 続けて歌舞伎役者に関する本を3冊読んだ

「小山三ひとり語り」 中村小山三

「菊乃助の礼儀」   長谷部 浩

「菊五郎の色気」   長谷部 浩

4歳から舞台に出て、93歳になる現役歌舞伎役者最高齢の中村小山三のひとり語りは

軽妙で明るく深く 1936年に起きたニ、ニ六事件の時に買った化粧用の刷毛をいまだに

使っている...というくだりには 思わずうなってしまったし

菊五郎には「色気」と 菊之助には「礼儀」 

この二冊の本の内容と題名は 読んでみると どんぴしゃりなネーミング[ぴかぴか(新しい)]



それぞれ三人の人物像が浮き上がって 本当に面白かった

歌舞伎は奥が深くて はまりそうです




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「三人吉三巴白浪」

大川端の場 

月も朧に白魚の篝(かがり)も霞む春の空 つめてえ風もほろ酔いに 心持よく浮か浮かと、

浮かれ烏の只一羽塒(ねぐら)へ帰る川端で、竿の雫か濡れてで粟、

思ひがけなく手に入る百両

( ト 懐の財布を出し、 にったりと思ひ入れ、此時上手にて厄払ひの声して 

お厄払ひませう、厄落とし、厄落とし、と呼ばはる。)

ほんに今夜は節分か、

西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし、

豆沢山に一文の銭と違って金包み、

こいつあ春から縁起がいいわえぇ



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なんて季節感あふれる 歌舞伎の台詞...


明日は立春で満月[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]


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染織作家 [本]

 

Green's log

 

ここのところ 続けて...

重要無形文化財保持者(人間国宝)である 

志村ふくみさんの本を読んだ。

 

大正13年生まれというから 今年89歳。

科学染料が隆盛するなかで ひたすら自然染料にこだわったひと。

いろんな織物の技術がでてきても 一生平織りだけに徹してきたひと。

自然染料と平織だけで60年...。

重要無形文化財保持者の伝記はあっても

自分自身の言葉で書物を残すのは

そんなに多くはないだろうと思った。

 

 

雑誌のインタビューでは

  「 なぜ コツコツが大切かといば、材料と親しくなるからです。 」

  「  人の人生も機織りのようなものだと思います。

    いろんな人と接する、事件が起きる、何かを感じる。

    でも最後には必ず、トン、とやって一日が終わり 朝が来る。 」

 

 

この本を読んでいるうちに 着物を着たくなった。

 

七歳のお祝いには まだまだ年数はあるけれど

孫の着物を確認しようと箪笥をひらく。

そしたら 

母が縫ったもの...

叔母が染めた着物がたくさんあった[ぴかぴか(新しい)]

すっかり忘れていた。

 

これからは 演奏会やあらたまった所へのお出かけには

できるだけ着物を着よう

そう 思った

もったいないものね...。

 


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